ある現場で、「包丁の柄が折れたんやけど、直せる？」と頼まれました。
この現場のお母さんは、お得意様の親戚で、若いころからよく知ってるので何でも頼み易いんだと思います。
私も何でもやるのが信条なので、快くお引き受けしました。
引き受けたものの、包丁砥ぎはよくやりますが、折れた柄を直した事はありません。試行錯誤して、なんとか仕上げてみました。当然、お渡しする前にちゃんと、砥いでおきましたよ。
今回はちょっと、特別な頼まれ事でしたが、現場ではいろんな事をよく頼まれます。建具が開きにくいとか、棚がぐらつくのでみて欲しいとかetc…
そんな時にも、対応できるのが地元の工務店、地域密着型の工務店の強みだと思います。ハウスメーカーだと、お施主様も遠慮して頼みにくいでしょうし、メーカーの作業員も契約以外の仕事はできない事もあるでしょう。その点、我々地元の工務店はお互い顔見知りであることが多いので、頼みやすいでしょうし、こちらも契約外だとか言わずに、引き受ける事ができます。
ちなみに、工務店とは言いましたが、弊社 檜「興業」と名乗っております。これは先代である父の意向で「うちは何でもやるけん、興業じゃ。檜工務店や檜建築だったら、大工しか出来んみたいじゃ。何でも出来るけん、興業じゃ。」と、いう事らしいです。私も引き継いで、何でもやるを信条にしております。（注：父の個人的な意見で、他の○○工務店様や○○建築様を否定するものではございません。）