こんにちは。
モミの木の家を手掛けている檜興業の代表の檜です。
ややこしくてすみません(笑)。
ブログをご覧頂いている皆様は、私が檜興業という工務店を経営している檜 幹男だということはご存知いただいていると思います。
檜興業では、お客様の家を建てたりリフォームしたりする時、なるべく健やかにストレスなく暮らしていただけるよう自然素材を推奨しています。
数ある自然素材の中でもモミの木はとてもカラダにいいので、弊社では内装建材、特にフローリングや腰壁、天井などにモミの木をお勧めしています。
理由はこちらのページに詳しく書いてありますので、是非一度ご覧になって下さい。
ちょっと宣伝臭くなってしまいました。すみません(苦笑)。
でも当社が家を建てるときやリフォームをする時、お住まいいただくお客様のために素材にこだわっているということをご理解いただけたら嬉しいです。
さて、ここからは、公平な目線で「家を建てる、リフォームする時の工務店の選び方」について書いていきたいと思います。
すべての予算をきちんと出してくれる工務店を選びましょう
情報収集
家づくりを考え始めたら、とりあえずinstaやHPなどを見て情報収集をされると思います。
instaやHPは無料で情報を見られますし、見ていることを相手に気づかれいきなり営業を仕掛けられることもありませんから、安心です。
でも、それだけでは前に進みませんよね。
そこで次の行動として、資料請求をすることになります。この時点で、住宅会社側にお客様の情報がバレてしまいます。
住宅展示場やモデルハウスに足を運んだ場合も同様で、実際に住宅会社と接することになります。
特に、住宅展示場に出店している住宅会社やモデルハウスを持っている住宅会社は大手です。
大手さんでは、効率良く経営するために分業制を取っています。
例えば営業は営業マン、設計は設計担当、コーデネートはインテリアコーディネーター、現場には現場監督というように、多くの人が登場します。
これだけでも相当な人件費がかかっているのがわかりますよね。
接客をしてくれる人が有資格者かどうか聞いてみましょう
で、皆さんが最初に接するのは住宅展示場やモデルハウスにいる営業マンというわけです。
ここでひとつ、重要なことを知っておいて下さい。
営業マンには建築の資格を持っている人が少ないということです。
試しに最初に出てきた営業マンに、「つかぬことをお聞きしますが、あなたは建築士の資格をお持ちですか?」と聞いてみて下さい。
有資格者ならいいですが、特に資格を持っていないのであれば、あまり話を聞いても意味がないかもしれません。
せいぜいその会社の会社紹介くらいなら聞いてもいいと思いますが、
「試しにプランを作って見ましょうか?」
「なんなら概算の見積もりもできますよ」
と言われたところで、皆さんは建築士も持っていない人にプランや見積もりを頼みたくなりますか?
仮のブランや概算の見積もりとは?
大手さんやそこそこの規模の住宅会社では、とにかく効率を重視します。
いきなり時間をかけて事細かに要望を聞いて、プランや見積もりに1週間も10日もかけたとしても、皆さんが一言、「やっぱり建てるのは見合わせます」と言えば、ヒアリング、ブラン、見積もりにかかった時間が一瞬でパーになるので、そんな非効率なことはしないというわけです。
では、そういう会社はどうするのかというと、上にも書いたように、接客に出てきた営業マンが過去の事例からご要望に近そうなプランを引っ張り出してきて、このプランならだいたい2,500万円くらいでできますよというような話をするのです。
これって意味があると思われますか?
少ない資料で契約をしてはいけません!
さらによくある話として、以下の三点セットで契約を迫る会社もあります。
- 標準仕様書
- 簡単なプラン(ほぼ間取り図のようなもの)
- 資金計画
もちろん契約と言っても、これでは詳細な金額もわかりませんよね?
それを尋ねると、「まずは当社にお任せいただけるかどうかの意思表示をお願いしたいのです。詳細な見積もりや金額は、後ほど追加・減額契約書で調整しますので。」と言われることもあります。
これってなんか変ですよね?
実際、標準仕様に断熱材は高性能グラスウール◯mmと書かれていたとしましょう。
それを現場発泡の吹き付け断熱に変更した場合、家全体の大きさにもよりますが数十万円の追加費用がかかります。
実際、標準仕様に断熱材は高性能グラスウール◯mmと書かれていたとしましょう。
それを現場発泡の吹き付け断熱に変更した場合、家全体の大きさにもよりますが数十万円の追加費用がかかります。
また、キッチンなども同様で、標準仕様になっているキッチンは多くの場合量販型のシステムキッチンがほとんどです。
そういったグレードのキッチンはキッチンメーカーからしても数が売れるので住宅会社への卸価格は極端に安かったりします。
例えば定価150万円のキッチンだと住宅会社の仕入は定価の30%〜40%くらいです。
金額にすると45万円〜70万円くらい。それを住宅会社はお客様に70万円〜90万円くらいで販売します。
ところが、ハイグレードキッチンとなると、キッチンメーカーも利益をたくさん取りたいので、定価500万円のキッチンだと住宅会社の仕入は55%〜65%、価格にすると275万円〜325万円です。
それをお客様には350万円〜430万円くらいで販売するのです。
フローリングも同様で、合板の新建材フローリングを無垢の針葉樹(杉やカラ松)のフローリングに変更した場合は数十万円の追加費用がかかります。
無垢の広葉樹のフローリングで良いグレードのものを選ぶと、百数十万円の追加費用がかかることもあります。
家を建てたりリフォームするにはただでさえ大きな金額がかかります。
大きな金額ばかり見聞きしていると、自然と金銭感覚は狂ってしまいます。
とはいえせっかく建てるのだからと無理をしてしまうこともあるでしょう。
大きな金額が追加でかかってしまうとしたら元々計画していた資金計画はなんだったんだということになりますし、そもそも最後の最後にそんな大きな金額を追加請求されると払えるのかも微妙ですよね。
なので、工務店選びでまず重要なのは、「すべての予算をきちんと出してくれる工務店を選んで下さい」ということなのです。
続きは、後日アップしますので、このページ、もしくは弊社のHPをブックマークして、続きを楽しみにお待ち下さいね(^_^)
