一年ほど前から、東みよし町内の近所で古民家の改修工事を手掛けてます。
長年、空き家になっていまして相当傷んでいるのですが、このまま放っておく訳にはいけないとの、お施主様のご要望で弊社が請け負いまして、現在進行中です。
なにぶん空き家ですので、完成期日等、特に決められていない(一応、お盆頃を目安に)ので、仕事の切れ間や雨天等手の空いたときに工事させてもらってます。
今回は土壁を撤去して、筋違いと呼ばれる補強材を入れて、壁を復旧する工事を行います。
土壁は柱と柱を通して繋いだ、ヌキと呼ばれる板とコマイと呼ばれる竹を網目に編んだものに土を塗って施工します。
ヌキとコマイ竹を切断して、柱から切り離します。切り離しても壁自体の重さと竹が粘り強いので、倒れません。そこで私の必殺の前蹴り(笑)をお見舞いすると・・・
キレイに倒れましたね。柱の側面に細長い長方形の跡が見えます。それがヌキが通っていた穴です。丸いのが竹の穴です。
掛矢(カケヤ・確かこんな字)と呼ばれるでっかい木づちで叩いて土をばらします。これがなかなかの重労働です。
土壁の撤去完了です。座板が古く傷んでいたため、壁を倒した際に割れてしまいので補修しました。この時点でお昼12時です。
引き続き、壁の補強工事に入りたいところですが、本日(4/27)午後から3回目のワクチン接種予定ですので、一旦中断したいと思います。また後日のご報告とさせていただきます。
引き続き、壁の補強工事に入りたいところですが、本日(4/27)午後から3回目のワクチン接種予定ですので、一旦中断したいと思います。また後日のご報告とさせていただきます。
ちなみに、この現場も一部屋、モミの木の床を施工させてもらいました。家が古く柱など黒く灼けているところへモミの白木が映えて、いい感じです。只こんなに白いのも最初のうちだけで、何年かするといわゆる経年劣化で茶色くなりますけど、それはそれでいいものです。