モミの木の家を手掛けている檜興業の檜です。
今日は、前回のブログに引き続き、「“家の不満ランキング”からわかる住まい改善のポイント リフォーム編」について書いてみます。
コロナ禍以降、家で過ごす時間が増えた今、「そろそろリフォームを考えたい」と感じる方が年々増えています。
当社にも色々な相談があります。
しかし、多くの方が最初から具体的なリフォーム内容をイメージしているわけではないんですよね。
実は小さな“暮らしの不満”が積み重なり、「このままでは生活が不便だ」と気づいた瞬間にリフォームを決断される方が多いのではないかと思います。
そこで今回は、全国調査をもとにした「リフォームをするきっかけとなる不満ランキング」をご紹介しつつ、工務店としてどう改善提案につなげられるのか、わかりやすく解説していきますね。
皆様のリフォームの成功を願って書きますので、参考にしていただけたら幸いです。
第1位:設備が古くなった・使いづらい
最も多いのは、キッチン・浴室・トイレなど水回り設備の老朽化です。
特にキッチンは、もう30年以上リフォームしたい部位ランキング不動の一位です。
たとえば
「コンロが故障気味」
「レンジフードが壊れた」
「人工大理石の天板にクラック(割れ)が発生して、日に日に広がっている」
「水栓の根本から水漏れするようになった」
などなどです。
お風呂に関しても、
「お風呂が寒い」
「カビが広がって汚らしく、自分ではどうにもできない」
「出入り口のゴムパッキンが駄目になり水漏れする」
などです。
それから、「収納が少ない」ので、色々なものが生活空間に出しっぱなしになっていて、始末がつかないというものもあります。
これらの日常のストレスが積み重なり、ある日突然「もう限界だ」とスイッチが入るようですね(笑)。
設備の交換リフォームは新しくなることで満足度が高く、生活の質が大きく改善されるため、リフォーム検討の入り口として最も多い動機といえます。
第2位:冬寒い・夏暑い
こちらは、前回書いたブログにも第二位で入っていました。
近年は断熱技術がかなり進歩したので、新しいお家ではこういった不満はあまり聞きませんが、築30年くらいのお家ではよく相談を受ける話です。
昔は断熱性能があまり注目されていなかったのもあり断熱性能が十分でない住まいでは、寒さや暑さが暮らしを直撃します。
「暖房しているのに足元が冷える」
「2階だけ異常に暑い」
「結露がひどい」
など、体感的な不満は心理的にも大きな負担になります。
ただ、断熱技術の進歩もあり近年は“断熱リフォーム”が注目されており、窓交換や断熱材の追加施工によって快適性を大幅に改善できます。
自治体によっては補助金が出る場合もあり、該当するとラッキーですよね。
また光熱費の削減効果も高く、長期的なメリットを感じやすいのが特徴です。
第3位:間取りが暮らしに合っていない
ライフスタイルの変化に伴う不満も多く寄せられます。
子どもの成長や独立、テレワークの増加、両親との同居など、住み方が変われば必要な間取りも変わります。
「使っていない和室がある」
「家事動線が悪い」
「収納が足りない」
など、日常の動線に不便を感じると、間取り変更リフォームのニーズが高まります。
最近は、回遊動線の導入やファミリークローゼットの追加など、“暮らしやすさ”に直結する提案が人気です。
第4位:収納不足
モノがあふれて片付かないという不満は、どの世代にも共通します。
特に子育て世帯では、収納が暮らしの快適度に直結します。
造作収納やパントリー、土間収納の追加は満足度が高く、比較的手軽にできる改善としてリフォームでも人気です。
造作収納は大工さんでできるので比較的お安くできます。檜興業も得意分野のひとつです。
キッチン周りに少しスペースの余裕があれば、バントリーは超オススメですよ。
第5位:老朽化・劣化
屋根や外壁の劣化、雨漏り、床のきしみなど「放っておくと悪化する不具合」も、リフォームを決断させる大きな理由です。
見た目だけでなく家の寿命にも関わるため、早期のメンテナンスが重要です。
ただ、屋根や外壁の工事を専門にしている会社では、皆がみんなそうではありませんが、一部に悪徳業者がいるのも事実です。
値段が安すぎるのは特に注意ですね。
檜興業としては、定期点検や外回りチェックを通じて適切なタイミングをお伝えしますので、安心してご依頼下さい。
まとめ 不満の根本は「性能・設備・間取り」に集約される
ランキングを見ていくと、リフォームのきっかけとなる不満は大きく3つに分類できます。
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性能に対する不満(寒い・暑い・結露)
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設備の老朽化・使い勝手の悪さ
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暮らしに合わない間取り・収納不足
これらはすべて、適切なリフォームによって確実に改善できます。
檜興業としては、お客様の現在の暮らしを丁寧にヒアリングし、「何をどう改善すると生活が良くなるのか」を明確に示すことで、安心してリフォームを進めていただけるよう心がけています。
住まいの不満は、より良い暮らしへの第一歩。
お客様にとって今の不満が、快適で心地よい住まいへとつながるきっかけになれば幸いです(^_^)。