「う! すごい臭い!!」入った瞬間そんな風に感じる新築の家には気をつけて

皆さん、こんにちは。

檜興業 代表の檜です。

先日新築の相談にみえられたお客様からこんな話を聞きました。

 

「この前参考にと新築建売住宅の見学に行ったんです。そしたら、玄関に入った途端、目がチカチカするようなキツイ匂いがして、20分といられませんでした。新築の家ってどれもあんな匂いがするんですか?」と。

 

まぁ、これよくある話です。

 

皆さんも、
「なんだかツンとした匂いがするな…」
「新築特有の匂いだから仕方ないのかな?」
そう感じたことはありませんか?

実はその匂い、気のせいでも、単なる“新築の匂い”でもありません。

私たち現場を知る大工・工務店の立場から見ると、注意すべきサインであることも多いのです。

う!臭い!!

匂いの原因は?

この新築住宅の強い匂いの正体は、主に化学物質です。

化学物質の匂い

代表的なものは
・接着剤
・合板や集成材に含まれる接着成分
・ビニールクロス
・塗料やコーキング材

これらから発生する**揮発性有機化合物(VOC)**が、空気中に充満することで独特の匂いになります。

国の基準はありますが、「基準以下=安全で快適」とは限りません。

匂いは人の感覚にもよりますし、特に小さなお子さんや、化学物質に敏感な方は、体調不良につながるケースもあります。

現場を知るものの匂いに対する意見

正直に言います。

**「強い匂いがする家=材料と工法がそれなり」**というケースは少なくありません。

工期を優先し、

コストを下げるために、

大量の工業製品を組み合わせて作る家ほど、匂いは強くなりがちです。

私たち大工は、現場に長時間います。

だからこそ、匂いがきつい家がどれだけつらいか、身をもって知っています。

住む人は、もっと長い時間、その空間で生活するわけです。

匂いの対策法

「せっかくデザインが気に入ったから」

「立地が良く、なかなかこの辺りでは物件が出ないし」

「業者さんには住宅ローンも無理言って通してもらったし」

などの理由で、気になる匂いもそのままに強引に契約を進めてしまい入居したものの、どうにも匂いが我慢ならない。

かと言って、住宅ローンまで組んで買ったばかりの家を手放すわけにも行かないし、、、

一応、そんな時の対処法を書いておきます。

 

■ 換気システム

まず重要なのは、計画換気です。

24時間換気が正しく機能していない家では、化学物質が室内に滞留します。

ただし、

「換気があるから大丈夫」

ではなく、どんな材料を使っているかが根本的に大切ですよ。

■ バーンアウト法

聞き慣れない言葉かもしれませんが、

バーンアウト法とは、完成後に室温を上げ、強制的に化学物質を放出させる方法です。

一定の効果はありますが、

これもあくまで対症療法

化学物質を多く使っている事実は変わりません。

ということで、やはり根本的な対処は正直難しいです。

化学物質を使わなくても家は建つの?

誤解してほしくないのですが、

化学物質を大量に使わなくても、家はきちんと建ちます。

・無垢材
・自然素材の断熱材
・紙クロスや塗り壁

昔ながらの工法と、現代の技術を組み合わせれば、

匂いの少ない、空気のきれいな家は十分可能です。

「楽だから」「安いから」で材料を選ぶか、

「住む人の健康」を基準に選ぶか。

ここが、工務店の姿勢の違いだと思っています。

モミの木の内装材を使うことによる匂いの対策法

当社でも採用しているのが、モミの木の内装材です。

モミの木には
・空気中の匂い成分を吸着・分解する力
・調湿作用
・自然な香り

があります。

実際に、
「新築なのに嫌な匂いがしない」
「森の中にいるみたい」
と言われることも多いです。

ごまかすのではなく、自然の力で整えるのが重要だということです。

森の中で深呼吸

まとめ

新築の家が臭うのは、当たり前ではありません。

それは、材料選びと家づくりの姿勢の結果です。

見た目や価格だけでなく、

「この家の空気は大丈夫か?」

ぜひ、そこにも目を向けてみてください。

家は、家族が毎日深呼吸する場所です。

だからこそ、私たちは匂いの少ない、安心できる家づくりにこだわり続けています。

よしろければ参考にしていただくと嬉しいです(^_^)